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みなさまのおかげで、何とか開設18周年を迎え、19年目に突入しました。超マンネリの上、皆さんの軸足がSNSに移行しています。私もSNSで記事を書いていますが、原点のブログの方も、ぼちぼちやっていきたいと思っています。
6130日連続アップを達成しました。 現在再開後312日連続アップです。 これからもご笑読、お願いします。 連続断酒記録更新中 本日で ノンアル 1095日 <ふぉっしる1129のブログ>に遊びに来て下さった方の数 北の夢想科学小説 『天・地・水・命』 -自然の恵み- 日本産白亜系二枚貝化石図鑑 化石採集記+α 石になる地のふしぎ キタカミ徒然/ボヘミやんの採集日記 海遊び山遊び 北の大地 アンモの欠片 北海道 @アンモナイト日記 化石のはなし macrowavecat現像室 my earth my world INTO THE NATURE 石拾いの日記 山岳、地学、時々音楽 アンモナイトとニッポニテスの部屋 化石初学者、ベルーガ アンモナイト王国~北海道の石たち~ ムササビ観察日記 化石のカケラ?うみさんぽ 異常巻きアンモナイト3D化石図鑑 ニッポノポンの化石ブログ kulifのブログ 最新のコメント
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2007年 05月 07日
airで、いわて花巻空港に到着後、手続きももどかしく、レンタカーに飛び乗り、一関市へと車を走らせた。宿舎で着替を済ませ、宅配便で送った採集道具を用意した。案内役を引き受けてくださったボヘミやんさんとニャロメさんを約束の場所で待った。
到着したジムニーから出てこられたお二人を見て、一目で分かった。同じような格好をしていて、同じような匂いを感じたからだ。あいさつもそこそこに(名刺交換をしたのは、翌朝という始末だった)、この日に予定していた、一関市内にある産地「デボンの栄」へ。 この産地は、デボン紀後期~石炭紀前期の境目にあたるとされ、軟らかい目の頁岩から、コノフィリップシアなどの三葉虫、キルトスピリファーなどの腕足類、オルトセラスなどの頭足類などが報告されている。 当然、少ないながらも三葉虫の完全体が見つかる可能性を秘めた産地と言うことなので、期待していた産地の一つだ。 現地に着くなり、ボヘミやんさんとニャロメさんはこの日に得た化石を見せてくださった。三葉虫の尾部や腕足類などをいとも簡単に出すのだが、私にはなかなか化石が見えない。 「三葉虫、三葉虫…」 と心の中でつぶやきながら、ズリを割る。コケムシや腕足類は見つかるものの、なかなか三葉虫は出てこない。ボヘミやんさんやニャロメさんは、尾部を次々に出して、私たちに下さる。 そうこうしているうちに、近畿地学会のメンバーも三葉虫の尾部を見つけ始めた。なかでも、Tさんの目は、適応が早かったようで、 「デタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━!!!!」 という声を何度も上げていた。私は、なかなか三葉虫が見えなくて凹んできた。 そんなとき、(-。-) ボソッっとつぶやく声が聞こえた。 「ぁぁ、完全体……」 ボヘミやんさんが、夢のまた夢の三葉虫の完全体を出した。思わず、駆け寄って見せていただいた。
by fossil1129
| 2007-05-07 21:01
| 化石と私
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Comments(8)
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ニャロメ
at 2007-05-07 21:42
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この産地は化石の含有率がそれほど高くなく、てこずりましたね。
シンジラレナイのは私も同じです。
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仙人
at 2007-05-07 23:15
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う~ん、どこの産地にも凄い(シンジラレナイ)御方は居るものですねぇ!
見る目が違うと言ってしまえばそれまでですが、何か大事なポイントがあるんでしょうけど... それが分かれば苦労はしませんが、分かっても見つけられるかどうか? やはりフィールドでもさらに机上でも汗をかかないとダメですかね。
採集風景が目に浮かぶようです。
楽しい瞬間ですよね。 確かに新しい産地へ行ったら適応能力が試されますよね・・・ すぐになれる人がうらやましいです。
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fossil1129 at 2007-05-08 19:47
ニャロメさん、
やっぱり古生代の化石=石灰岩っていう印象からの脱却が、 難しかったように思います。 振り返れば、 イメージは、 舞鶴帯の三畳紀の石のイメージでした。 この夜の化石談議も楽しかったですね。
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fossil1129 at 2007-05-08 19:52
仙人さん、
「凄いお方」で片付けられないのは、 2日目、3日目の成果も含めてなんです。 それまでの汗は相当量だったとは思いますが、 いろいろ見てきた私からしても トンデモナイお方でした。
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fossil1129 at 2007-05-08 19:55
大吉。さん、
この後の「採集風景」も お楽しみにしていて下さい。 適応能力というか、眼というか 早くその産地&その化石モードになるかどうかが、 大きなポイントで~す。 分かっているつもりですが、なかなか…。
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ペクテン
at 2007-05-08 21:51
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ここND山は、全体的に化石の頻度は低いのですが、完全体の出る確率は他の産地より可能性が高い場所です。私も過去二度ほど挑戦しましたが、これと言った成果は得られませんでした。ただこの場所の化石は、石炭紀前期、デボン紀後期の要素を含んでおり、なんとも謎めいた産地でもあります。日本最古のアンモ、クリメニアが見つかっていますから。
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fossil1129 at 2007-05-09 20:58
ペクテンさん、
「デボンの栄」とさせていただいていますが、 上部デボン系アンモナイトのクリメニアや、 下部石炭系?アンモナイトのプロトキャニテスなど いろいろな化石が報告されているようですね。 近くに住んでいたなら、 足繁く通って、 アマチュアなりのアプローチができそうで 興味深いです。
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