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2011年 05月 13日
「現地レポート」でも書いたように、2日目は日高方面の産地3ヵ所を歩いた。
私にとって、すべて初めての産地だったので、心弾む思いの1日だった。 とりわけ、午前中に訪れた産地は、二本木さんの本にも書かれていないこと、カンパニアンだということなので、楽しみにしていた。S会長が、古い文献から探し出して来た産地だ。 だが、条件は最悪。雨だと思って、宿舎を出たが、山に入るにつれて、みぞれに変わった。沢の入り口から、鼻水を垂らしながら、遡って行った。文献の「二枚貝や頭足類が多産」という記述とは異なり、なかなかまともな化石が見つからない。 いくつかノジュールを割っていると、右上画像のような化石が姿を現した。スフェノセラムス シュミッティ。カンパニアンに特徴的なイノセラムス類だ。 ぼちぼち、アンモナイトの断面も見え始めた。
by fossil1129
| 2011-05-13 19:09
| 想い出深い化石
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Comments(12)
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ZX9-R
at 2011-05-13 21:13
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新産地の開拓はなかなか勇気が要りますよね。つい過去の良い思い出(そんなにありませんが・・・)が頭を離れず、いつもの沢に行ってしまいます。新産地を開拓するときは、しばらく歩いても何の痕跡も見つけられないことがありますが、イノセラやアンモが出てくるとテンションが上がりますよね。ところで、やはり先行者の痕跡はありましたか?
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apogon2
at 2011-05-13 22:00
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シュミッテイはジャポニカスと並んで好きなイノセラです。
模様がなんだか芸術的ですよね。 アンモの断面も見え始め、いよいよ大物が登場でしょうか。 それにしてもみぞれだったのですね。たしか札幌も冷たい雨が降っていました。
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bokugen
at 2011-05-13 22:38
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私もapogon2さんと同様に特徴があって好きなイノセラムスですが、
どういうわけか手元に残っていません。この標本、私だったら間違いなくガラスケース行きです。私も昔は地質図から猿払やヘトナイなどに目をつけていたんですが、結局はほとんど行かずじまいでした。やっぱり行ってみるもんですね。しかし、ボウズも怖いんですよね。 続きが楽しみです。
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fossil1129 at 2011-05-14 10:06
ZX9-Rさん、
私のような本土からの採集者にとって 新産地の開拓や獲物の少ないセノマニアンは、 どうしても避けてしまいます。 ちなみに、この産地では先行者の痕跡に気づきませんでした。
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fossil1129 at 2011-05-14 10:13
apogon2さん、
私も、シュミッティやジャポニクスは大好きなイノセラです。 この日、持ち帰ったアンモ入りノジュールは、画像の一個だけです。 大物は登場しません。 この日、狩勝峠では国道が冠雪したそうでした。寒いさむい1日でした。
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fossil1129 at 2011-05-14 10:18
bokugenさん、
私も、「ボウズ怖い病」です。 そのリスクを避けたくて、 同じ産地に行くから 同じものばかりしか採れません。それも、普通種ばかり。 この産地については、持ち帰った石から、 記事になるようなアンモが出たら、ご報告いたします。
昔はたくさん転がっていたのでしょうか…?でも実際訪れるとあまり取れないというのはよくありますよね。泣
見つかれば超良品、と言う感じの産地なのでしょうか。質より量を取るか量より質を取るか、なかなかに難しい選択ですね。
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fossil1129 at 2011-05-14 19:31
化石大臣さん、
北海道ではカンパニアンの産地は少なくて、 日高地方のカンパニアンは化石も少ないという定説通りです。 化石屋にとっては、生のグズグズの化石は持ち帰りませんが 地質屋さんは層準の特定のため 大切な資料として持ち帰ります。 文献では、そんな区分していないですから、 行ってみて、……っていうことがよくあります(笑)
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ミニケロ
at 2011-05-14 23:10
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かっこいいイノセラムスですね。
写真でしか見たことがないので、是非実物に 巡り会いたいものです。
みぞれですか...
それは辛かったですねぇ! でも獲物も徐々にゲットされて、どんどんグレードアップですか?
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fossil1129 at 2011-05-15 10:13
ミニケロさん、
シュミッティ、かっこいいので私も大好きです。 大きいのがほしいのですが、 殻の溶けたものにしか出会えません。
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fossil1129 at 2011-05-15 10:16
仙人さん、
車のフロントに氷の交じった雨粒が落ちてきているのを見て ちょっぴりテンションがさがりました。 「雪よりマシか?」 と気を取り直して、カッパに上半身を包んで沢を歩きました。
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