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みなさまのおかげで、何とか開設18周年を迎え、19年目に突入しました。超マンネリの上、皆さんの軸足がSNSに移行しています。私もSNSで記事を書いていますが、原点のブログの方も、ぼちぼちやっていきたいと思っています。
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2010年 08月 15日
サロベツ原野は、枯れた植物が、低温で水分の多い場所に堆積し、分解されずに泥炭化してできた湿原だ。
一見、草原のようだが、実は、水の世界で、その中には、大きな沼だけでなく、甕(かめ)のように水が溜まったものや地中の水路のようなものもある。 “やちまなこ”は、湿原に小さな水面を開いた大きく深い水甕(みずがめ)のようなものだ。谷地=泥炭地に開いた眼(まなこ)という意味だ。 木道を歩いていると、上のような看板があり、その近くには左画像のようにテラス状に張り出した場所があった。 テラス上からみても、どこが“やちまなこ”なのか、分からなかった。 よく見ると、赤白に塗り分けた棒が手すりに掛けてあった。スケールが50cmなので、全長は3m。これで、“やちまなこ”の深さを探ってみようというものだった。 安全のために手すりがついているのだろうと考えて左画像の手すりのあたりを見ると、水面が少しだけ見えていた。 「ここなのかなぁ…?」 そう思って探査棒を差し込んでみた。 「ン?」 いくらでもずぶずぶ入っていく。撮影のために片手では、木の棒の浮力に抗しきれず、下画像ぐらいまでしか押し込めなかった(腕時計の下、葉の隙間にごくわずか覗く水面がお分かりいただけるだろうか?)。カメラを置いて、両手で押し込んでも、結局、底まで届かなかった。 こんなところにはまりこんだら、命を失いかねないと思った。
by fossil1129
| 2010-08-15 16:39
| 自然の中で
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Comments(9)
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apogon2
at 2010-08-15 21:51
x
これは恐ろしいですね。
知らないで湿地を歩いていたらズボッと沈んでしまってそのまま・・・(@@)。 これで大型水棲爬虫類なんかが棲みついていたらもっと恐ろしいですね(笑)。
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ニャロメ
at 2010-08-15 23:37
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ここもこのところの豪雨でどうなったんでしょうね~。
当然アンモ産地も気になってます。
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fossil1129 at 2010-08-16 13:16
apogpn2さん、
想像できないくらい深くて、ビックリしました。 ミズオオトカゲなんかが棲みついていたら ホントに恐怖ですね。 でも、大型ハチュウ類の化石なら大歓迎です
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fossil1129 at 2010-08-16 13:19
ニャロメさん、
雪解け時期は、すっかり湛水するでしょうから 今回の雨程度は、平気で受け入れてしまっていることでしょう。 それより、アンモ産地の方が気になります。 お金があれば、飛んでいきたいです。 あ、仕事もあります(笑)
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fossil1129 at 2010-08-16 13:20
初コメントさん、
申し訳ありませんが、 リンク先からスパムコメントと判断して 削除させていたきました。
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bucmacoto at 2010-08-16 22:10
底なし沼の一種なんですね @o@ > やちまなこ
水中にビーバーみたいな生き物がいたら楽しそう(ないない w
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fossil1129 at 2010-08-16 23:50
bucmacotoさん
ビーバーもここならダムを造らずにすみますね(笑) 湿原大好きな私なので オホーツク側の原生花園にも行ってみたいものです。 特に真っ赤に染まるサンゴソウの群落は 死ぬまでに(笑)見てみたいです。
これまた自然の作り出した不思議な地形ですね。
もうチョット遷移していったら浮島なんか出来るのでしょうか...
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fossil1129 at 2010-08-16 23:59
仙人さん
湿原のサクセッションは考えたことはありませんでした。 湿原そのものが広がらないと 徐々に堆積物に覆われて 草原化していく運命なのでしょうか?
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