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みなさまのおかげで、何とか開設18周年を迎え、19年目に突入しました。超マンネリの上、皆さんの軸足がSNSに移行しています。私もSNSで記事を書いていますが、原点のブログの方も、ぼちぼちやっていきたいと思っています。
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2008年 10月 08日
今日、紹介するイケマは、ガガイモ科に属する蔓植物だが、秋の花でなく夏の花だ。7月下旬に訪れた北の地では、至る所で花を咲かせていた。長く伸びたツルにブーケのような袋花を咲かせる。花冠(花弁の集合体)は、2種類あって、白い方が副花冠、緑の方が花冠であるそうだ。
和名のイケマは、アイヌ語の「大きい根」に由来するという。太い根は、牛皮消根(ごひしょうこん)という強心利尿薬と呼ばれて、漢方薬に使われるが、アルカロイドと呼ばれる有毒成分も含んでいるので、素人処方は禁物だ。北海道だけでなく、本州、四国、九州にも分布する。 ところで、ふうわり優雅に飛翔するアサギマダラの幼虫は、ガガイモ、カモメヅル、キジョラン、イケマ、トウワタを含むガガイモ科の植物を食草にしている。 アサギマダラをはじめ、マダラチョウの仲間は、ガガイモ科の毒であるアルカロイドを体内に貯めて、自己の防御に役立てている。 この仲間を食べてひどい目にあった鳥類は学習し、似た模様の無毒のチョウさえ食べないそうだ。
by fossil1129
| 2008-10-08 22:10
| 自然の中で
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Comments(4)
リンク恐れ入ります。
アサギマダラは今年結構縁がありまして、行く先々で出逢ってます。 先日四国でも出会いましたが、残念ながら画像には納められませんでした。 それにしてもあれほど優雅なのに毒があるとは、「美しいものには...」よく言ったものです。 ただあの体の模様を見ていると、「毒」も納得が行く気もします。
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oohay7901 at 2008-10-09 16:39
しっかりと調べられているのですね。
アイヌ語からの花の名前 珍しいですね。 利尿であれば血圧にも効きそうですね。 人間は自然との付き合う知恵を忘れちゃっていますね。 私の今日のアップは「高崎の鼻高のヒマワリ畑」です。 10月にヒマワリとは感激ですね。花の黄色が葉の緑とマッチングしています。
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fossil1129 at 2008-10-09 18:36
仙人さん、
「美しいものには…」 だけでなく、 美しくないものにも トゲや毒のあるのも現実です。 ツマグロヒョウモンの雌は カバマダラに擬態して 鳥などから身を守っていると言われていますが、 関西まで北上してると、 カバマダラがいないので効果がありませんね。
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fossil1129 at 2008-10-09 18:39
oohay7901さん
アイヌの人たちは、 自然とともに生きてきたので、 様々な花にアイヌ語の名前をつけています。 地名同様に、北海道特産の植物に アイヌ名が通用してたら、 暮らしぶりが分かって ステキだったかもしれませんね。 10月のヒマワリ、 これから、拝見します!!
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