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2007年 02月 25日
私が化石を本格的に始めた頃、岡山県勝田郡奈義町のビカリア産地にあった鶏舎が撤去された。
近畿地学会が臨時例会を開催し、その頃、入会したばかりだった私も参加した。 鶏舎が撤去された広い更地には新第三紀中新世勝田層群吉野層(約1500万年前)の泥岩が露出していた。表面には点々と、ビカリアやアナダラ(アカガイ)などの破片が見えていた。 思いおもいの場所に取り付き、泥岩にタガネを打ち込み、バールで泥岩を剥がす。すると、面白いようにビカリアをはじめとするマングローブ林に棲息する貝類などの化石が次々に姿を現す。まさに拍子抜けするばかりだった。いくらでも採集できたのだ。画像右上のものは、3個体がかたまったものだ。 新生代の化石にあまり関心を持たなかった私は、量を稼ごうとは思わなかった。40~50本ぐらいを持ち帰ったのみだった。おまけに、先の欠けたものは、同僚や子どもに配ったりしたので、手元には、15~6本だけが残っているだけだ。 ▲Vicarya yokoyamai 今となれば、もっと採集しておけばよかったと、ちょっぴり後悔している。
by fossil1129
| 2007-02-25 19:04
| 想い出深い化石
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Comments(10)
すごいです!これだけの標本はじめて見ました。
夢のような採集現場ですね。想像しただけで、身震いしそうです(笑) 完全体8個(10個?)とは恐れ入りました。 やっぱり先が欠けやすいんでしょうね・・・
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goodnodule
at 2007-02-25 20:43
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この例会後、この地は全国からビカリアマニアが集結し楽しめました。もう少し出来れば。。。。。。って感じだったですね。私も数本しか手元に残っていません。貴重な化石です。
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fossil1129 at 2007-02-25 22:41
大吉。さん、
一部加筆したので、本当はもう少し採っていることを コメントをいただいた時点では、 伝えきれませんでした。 すみませんでした。 この他に、少ないながら ビカリエラも採っていますし、 行ったときは天国のような産地でした。
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fossil1129 at 2007-02-25 22:43
goodnoduleさんは、もっと採っておられるでしょう。
museum_manさんの化石のインパクトが大きくて 結局、この数にとどまりました。
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仙人
at 2007-02-25 22:47
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私も新生代はイマイチだったのですが、このビカリアは存在感ありますよね~。
現在暇を見つけてはほったらかしだった越前のビカリアのクリーニングをやっています。振り返ってみるとやはり先端までキッチリあるのが無いのが残念ですが。トゲもなかなか残っていません。
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タガレン
at 2007-02-26 00:07
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私は鶏舎撤去の前、いくらか採集していましたが、撤去の報を聞いて駆けつけたときには一足違いでビカリヤにはありつけませんでした。もう行くこともないでしょうが、ここと田熊は懐かしい場所です。
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ペクテン
at 2007-02-26 12:23
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棘の美しい個体ですね。やはりビカリヤは殻付きですよね、なんでこのように立派な殻がついているのに、皆あのような単なるモールドの月のお下がりに群がるのでしょうか。私はちっとも魅力を感じません。まあ、瑞浪はそれが売りなのかもしれませんが、やはり貝は殻付きに限りますね。
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fossil1129 at 2007-02-26 19:25
仙人さんは、
同じ環境で棲息するセンニンガイの方が お好みではないのですか? いや、トゲのある方がお好みなんですね。 確かにその方が、カッコイイですからね。
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fossil1129 at 2007-02-26 19:27
タガレンさん、
結局、ここへ行ったのは、 この時1回だけでした。 要領ばかりで、私の人生そのものみたいで…。 成果も中途半端でした。
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fossil1129 at 2007-02-26 19:29
ペクテンさん、
月のお下がりは瑞浪ブランドの象徴なんでしょうか。 私も、貝類も、アンモも、甲殻類も 殻つき、トゲ付きの方が大好きです。
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