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2013年 02月 08日
「○○○の化石」の第一弾は「ヒトデの化石」。
ヒトデの化石を採集したことのあるのは、三ヵ所だけだ。 一つは、京都の三畳紀のクモヒトデ(部品)。 あと一つは、三重県一志層群のクモヒトデ。 そして、もう一つは、この淡路島のヒトデ。 自分の採集した化石の中でお気に入りのひとつである。 和泉層群の下部マーストリヒティアンとされる南部海岸で採集したものだ。 予兆はあった。 「これ何やろ?」 最初、水際で拾った転石に浮き出ていたのは、一本だけ腕が残ったヒトデだった。同行していたT氏の指摘で、ヒトデの化石だと分かった。 それ以来、近くを通るとき、必ず気をつけるようになった。ある日、露頭が大崩れしていた。炭化した植物を大量に含んで、茶色く風化した汚い泥岩の表面に、ポツリと小さな孔が開いているのに気づいた。 ピンと来て、少し割り欠くと、腕一本のヒトデと同じような印象が残っていた。 そのまま持ち帰り、家でクリーニングすると、ずんずん続きが出てきて、立派なヒトデの印象化石となった。 情報の集積が、素晴らしい化石を採集する結果につながった。
by fossil1129
| 2013-02-08 22:35
| 想い出深い化石
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Comments(18)
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apogon2
at 2013-02-08 23:15
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>情報の集積が、素晴らしい化石を採集する結果となる・・
良い言葉ですね。 同行者の助言を分析しそしてご自身で石を見極める事が出来るfossil1129さんを尊敬します。私も早くその域に達したいと常々思っているのですが・・なかなか上手くいきません(^_^;)。 ちなみにヒトデの化石も持っておりません。
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もーりん
at 2013-02-08 23:42
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1か所から、全体像を想像しての採集&クリーニング、してやったり!ですね。めったにないことですが、快感が伝わってきます。こちらではヒトデ化石にはなかなかお目にかかれません。(*^_^*)
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かずまる
at 2013-02-09 11:21
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これも素晴らしい化石ですね。
しかも珍しい・・。 現生のモミジガイのようなタイプって白亜紀からいたんですネ。
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tomio
at 2013-02-09 11:26
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実社会では「柳の下のどじょう」はそうはいませんが,化石の世界では「1つ出たところでは他にもでる」というのは大切な格言ですね.
立派なヒトデですね.
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ZX9-R
at 2013-02-09 14:58
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素晴らしい化石ですね。まるで生きているみたいです。クリーニング中は、さぞ興奮されたのではないでしょうか。
最近はヒトデどころかウニにも出会いません。早く巡検に行きたいな~
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fossil1129 at 2013-02-09 15:53
apogon2さん
偶然の積み重ねが、おもしろ化石のgetにつながったりします。 この標本は、その結果だと思っています。 結局、腕が3本以上あるものは、 数個だけでした。 もう一回、同じ露頭が崩れない限り、 このポイントでのヒトデは不可能だと思います。
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fossil1129 at 2013-02-09 15:56
もーりんさん
画像11時の腕の断面で気づきました。 現地でで割ると、 母岩右上の少し風化した部分が出てきました。 ずんずん化石が剖出できていくのは、快感ですね(笑)
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fossil1129 at 2013-02-09 16:07
かずまるさんは、
きっとこのヒトデに反応してくださると思っていましたよ。 イトマキヒトデっぽい化石も 同じ海岸の違う層準で採れています。 そっちも狙っています。
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fossil1129 at 2013-02-09 16:09
tomioさん
柳の下で採れた2匹目で社会生活営んでいる私(爆爆) 化石の世界では、2匹目の可能性が高く、 「三つ目氏」は、これより大きいのを採っています。
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fossil1129 at 2013-02-09 16:11
ZX9-Rさん
腹面の印象だと思える化石です。 口の周辺は、あえていじっていません。 実体が残っていれば、面白い標本になったのですが、 この程度で残念です。
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アルビアン
at 2013-02-09 16:32
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こんにちは(^○^)、素晴らしい標本を御持ちですね、まるで生きているみたいです。マストリのヒトデですか、白亜紀ですと、北海道でしたら、凄く珍しいです。狙って採集出来る代物ではありません、大切な標本です。私は白亜紀からは、採集はありません、知り合いがアルビアンから、素晴らしいヒトデを採集されてます。私が持ってるヒトデは、第三紀のヒトデ化石でして、白亜紀のは、是非、採集を願ってます。(^○^)
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fossil1129 at 2013-02-09 17:00
アルビアンさん
産状から想像するに、 海の中で急激に土砂崩れのような状態で、生きたまま埋もれたような感じです。 棘皮の中でも、ウミユリやウミシダ、ヒトデ類は 死後、すぐにバラバラになるので、化石化が難しいです。 露頭が大崩れしたら、まだまだ採集可能です。
これまた羨ましい~化石です。
出たんですねぇ...あの辺りで... ますます今年は淡路に通おうかと思い始めてきています。
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もとろん
at 2013-02-10 13:11
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どっもで〜す(+∀+)!!
あわわ〜。。。fossil1129さんの眼力とアンテナ超ゴイス!! ヒトデ化石めっさ裏山Cです〜(+∀+;)!!保存状態も素晴らしいですね。上でアルビアンさんが「北海道でしたら、凄く珍しい」とのことですから、なかなかワタクシがお目にかかれることは無いかと思います〜。アップおありがとうございました〜(+∀+;)。
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fossil1129 at 2013-02-10 17:19
仙人さん
この化石が出たあたり、また崩れてくれないかと期待しています。 でも、このほかにもヒトデの出る層準があるので 行くときは、必ずチェックしています。 淡路にも、猛禽、いっぱいいそうですよ(笑)
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fossil1129 at 2013-02-10 17:30
もとろんさん
鬼太郎の妖怪アンテナみたいに、 化石に反応するセンサーがあればいいのですが、 さすがに無理です。 画像11時の方向の腕抜け跡が丸く見えたのがきっかけです。 2個目、3個目も孔を手がかりに探し出しました。
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はにわ
at 2013-02-11 02:49
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すごく立派なヒトデです
でるんですねーそんなものが
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fossil1129 at 2013-02-11 15:10
はにわさん
化石本体が抜けてしまって、雌型だけなのがザンネンです。 少し違う層準では、実体の残るイトマキヒトデっぽいのも採れます。 それをめざしているのですが、なかなか出会えません。
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