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2010年 09月 14日
夏の北海道巡検6日目、Rの沢でアンモハンマーの柄が折れてしまった。
このタイプのハンマーは、古くから北海道のアンモナイトハンターが愛用してきたものだが、日本で野鍛冶がいなくなってしまって、最近は持っている人が少なくなってしまった。 このハンマーは、S会長が伝を生かして中国の鍛冶屋さんに特注したものだ。焼きの入り具合やピック部の曲がりなど、ご本人にとっては満足いかないもののようだったが、私にとってはありがたいギアとなった。 何せ、普通のツルハシでさえ、日本で生産できなくなった有様なのだ。現在、店頭に並んでいるもののほとんどは、輸入品という事態である。 ツルハシのチゼル部分をグラインダーで切り取り、ピック部分をグラインダーで削って使っている方も多いが、ノジュールを割るときの威力は、このアンモハンマーの方が大きい(成果が比例しないのは、単なる私の実力の無さである)。 折れてしまった柄は杉か檜の針葉樹製だったので、丈夫な樫製のものにすげ替える作業を行った。 ホームセンターで買ってきた柄を気長に削った。 何度も何度もやり直して、やっと左図のように仕上がった。 さび止めの塗料をスプレーした後、頭にくさびを打ち込んだ。 滑り止めのグリップテープを巻くと、ようやく仕上がりだ。 次の春に使うまで、自室で冬眠させよう。 出発前には、柄を水につけて、抜けにくく折れにくくしよう。
by fossil1129
| 2010-09-14 17:45
| 化石と私
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Comments(12)
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化石大臣
at 2010-09-14 17:43
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私は外川さんの物を使っています。1.5キロを使っているのですが、知り合いの方は2.5キロを使っておられました。人によって様々ですね。
fossilさんのアンモハンマーもなかなか威力がありそうです。これで来年の春には大物ゲットして下さい! そういえば、もう外川産業さんではツルハシの購入は出来ないのでしょうか?
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りんぞう
at 2010-09-14 20:18
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こんばんは。
気のせいでしょうか?ハンマーの大きさに対し柄が細い感じがしますが・・皆さんいろいろ試行錯誤し製作していますよね。僕も去年?・・5個作り買っていただきましたが、その良し悪しについては教えて頂いてません。多分・・イマイチなのかも?(笑)
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ZX9-R
at 2010-09-14 20:30
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正に刀の手入れをする侍といったところでしょうか。私は採集にはツルハンマーは使っていません。実は今年試したのですが、あっさり産地に置き忘れてしまいました。ひたすらタガネと1.5kgハンマーでノジュールを割ります。結構大きなノジュールも割れますよ。これに軽量のバールと時には軽量スコップを持って採集します。産地で大ハンマーがあったら、と思うときもありますが、すっかりこのスタイルに慣れてしまいました。
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apogon2
at 2010-09-14 22:03
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私もZX9-Rさん同様、ツルハンマーは持ち歩かず、チゼルハンマーと1.1kハンマーで巡検しています。
大概の石は割れるのですが、やはり破壊力が大きいのが欲しい時もあります。でもそんな大きなものを割って持って帰れるのか・・という問題にもなりますので当面小物狙いに徹しようと思っています^^ゞ。 先日、山の中で出会った方のアンモハンマーを見せて頂きましたが、しっかりしていてとても手になじむものでした。 ご自分で作ったと仰っていましたが・・一本作って下さいなんてずうずうしいことは言えませんでした(笑)
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ニャロメ
at 2010-09-14 22:31
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アンモハンマーは通常入手できず憧れの品でした。
りんぞうさんの計らいでやっと入手することができました。 まだ新しいほうは使ってません。りんぞうさん、すみません。そのうちデビューします。 自分は飛行機に乗る際困るのでいつも柄は現地で1000円位で買って使い捨てです。でもぴったりはまってないので石を叩いたとき「スコン」という間抜けな音がして、りんぞうさんやエガちゃんにそれではダメだ、ご指導いただいております。 来年までに考えなくては。
う~ん...
fossilさんは侍ですね! ハンマーは化石屋にとって、武士にとっての刀と同じです。 それを自分自身で工夫して名刀に仕上げる...スゴイです。 よく切れる(採れる)刀(ハンマー)の切れ味(割れ味)が楽しみですね。
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fossil1129 at 2010-09-15 00:12
化石大臣さん、
外川産業さんではもうツルハシは、 つくっておられないようです。 北へ行くときは予備用に外川産業さんの 片ツルを持って行っています。 重いのが玉に瑕です。
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fossil1129 at 2010-09-15 00:15
りんぞうさん、
「世界の工場」中国製なので、 あんまり思い通りにならなかったそうです。 柄は、細い目なので、今回は丈夫な樫製にしました。
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fossil1129 at 2010-09-15 00:20
ZX9-Rさん
かつて私も、ピックハンマーに 1.8kgのハンマーとバールを持っていましたが、 現在はこれとピックハンマーのみになりました。 石をほじくり出しては、叩いて、広く歩く、 北の採集に合っているようです。 北海道以外の産地では 以前の装備にもどります。
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fossil1129 at 2010-09-15 00:24
apogon2さん、
このアンモハンマーのツル部分は、 露頭などの急斜面を上り下りするときに 私自身の体を確保するのに使えて便利です。 打点が○でなく、四角なので、ここをノジュールに当てることで 割ることができます。
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fossil1129 at 2010-09-15 00:29
ニャロメさん、
これは柄をきっちりとすげて、くさびを打っているので、 抜けません。 いや、抜けてもらっては困ります。 当然、飛行機には乗せられないので、 先に宅配便で宿舎に送ることになります。 ゴルフ便の袋に入れますが、 店の人がいつも不思議がります(爆爆)
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fossil1129 at 2010-09-15 00:31
仙人さん、
我が家は武士由来ではなさそうなので これは、鍬といったところでしょうか(笑) 3シーズン使っていますが、 道具と収穫の相関関係はなさそうなのが辛いところです。
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